世界遺産にも登録されており、世界中から訪れる観光客だけでなく、地元民からも愛されるのがスリランカを象徴する人気観光地「シギリヤロック」です。
実際に行ってみて、シギリヤロックの行き方・観光のポイントや、あの旅猿でも泊まったおすすめのホテルを紹介します。
Contents
スリランカ:シギリヤロックの行き方が知りたいどこにあるの?

スリランカのちょうど真ん中より少し上に位置するところにあります。
空港からは車で4時間以上はかかります。
空港から直接シギリヤロックを目指すのであれば、1番楽なのは空港でタクシーを捕まえることです。
バンダラナイケ国際空港にはツーリストカーカウンターがあるので、そこでタクシーを捕まえることはできます。
また、出口を出ると客引きもいますので、タクシーを捕まえることは難しくないです。
料金はまちまちですが、おおよそ80ドルくらいですかなり上乗せしてくる人もいるので注意してください。
料金を抑えたい人はバスが安いですが、空港到着時間によっては深夜移動になります。
さらに、長時間のバス移動になるので、タクシーもしくは旅行日程中はガイドやカーチャーターを頼むことをおすすめします。
シギリヤロックだけ観光して帰るのはかなり勿体ないので、他の観光と組み合わせることがおすすめです。
スリランカには世界遺産が8つあるので、ぜひ一緒に観光してみて下さい。
➤スリランカは個人旅行で行くのが便利!思い出のある自由な旅をしよう

スリランカ:シギリヤロックとは?
シギリヤロックは、すごく簡単に説明すると森の中にある大きな岩山です。
何がすごいかというと、5世紀頃に建てられた宮殿であり、頂上には宮殿跡地があります。
まさに「空中宮殿」です。ラピュタみたいですよね。
歴史的にも謎が多く、未だに解明されていないことばかりです。
何といっても頂上からみる景色が絶景なんです。絶景スポットとして紹介されることもあります。
詳しい歴史などを知りたい方は、ウィキペディアを参考にして頂ければと思います。リンク貼っおきます。
スリランカ:シギリヤロックは運動習慣なくても登頂できる?
シギリヤロックの観光は体力がいります。しかし、運動習慣のない人でも登れるレベルです。
写真だけ見ても、「ここに登るの?」という印象ですが、大丈夫です。
シギリヤロックは約1200段の階段を登ります。1200段と聞くと登れるか不安になりますよね。
けれど、途中観光スポットもあるので、意外と気づいたら頂上だったという人が多い印象です。
70代の父親も60代の母親も、休み休みではありますけど登れました。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ紹介
シギリヤロックのことがわかったところで、見どころを紹介します。
大きく5つ
- ウォーターガーデン
- シギリヤレディ
- ミラーウォール
- ライオンテラス
- 王宮跡地
順番に紹介していきます。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ①ウォーターガーデン

チケットのチェックを通り過ぎたら、シギリヤロックを囲む濠が見えます。
シギリヤロックは王宮跡地で、侵入者を防ぐために周りは濠で囲まれています。当時はこの濠にはワニが放たれていたそうです。
けっこう素通りしてしまう人が多いんですが、日本のお城の作りに似ているので、日本と比べてみるのもいいと思います。
濠を過ぎると開けた庭が出てきます。その真ん前にシギリヤロックが!圧巻の景色です。
ここは写真スポットなので、ぜひ記念撮影して下さい。
目の前がシギリヤロックなので、そのまま一直線に進んでしまいがちですが勿体ないです。
参道の右手にはウォーターガーデンがあります。
ウォーターガーデンでは、5世紀頃に作られたと言われている貯水池・水路などを見ることができます。
夏の離宮みたいなものもあった場所なので、足を止めて見学してもらいたいスポットです。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ②シギリヤレディ

ウォーターガーデンを堪能したらいよいよシギリヤロック登頂開始です。
階段になっていますが、幅が狭かったり、滑りやすかったりするので気を付けて登って下さい。
ちょうど真ん中あたりにくると、らせん階段が見えてきます。階段をあがるとシギリヤレディが見れます。
このらせん階段、高所恐怖症の人にはけっこう辛いです。金網で囲ってありますが、足元は見えます。
登り専用・下り専用とわかれているので、すれ違うことは避けられます。
登らずに待機できるベンチもありますが、ここは頑張って登って欲しいです。
5世紀後半に描かれたと言われているシギリヤレディは、鉱物や植物の天然の顔料で描かれています。
1400年以上経った今でも鮮やかな彩りを残しています。すごいですね。
今では、シギリヤレディと呼ばれる美女たちが18人描かれていますが、建設当時は500人は描かれていたと言われています。
絵が残っている部分は、洞窟のようなところに描かれていたので無事だったそうです。
絵のモデルは後宮の女性と言われていましたが、天女ではないかというのが有力説となっています。
現状保存のため、2017年春から一般の撮影は禁止されています。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ③ミラーウォール

シギリヤレディを見てらせん階段を降りると、すぐに見えてくるのがミラーウォールです。
高さ3mあり鏡の回廊と呼ばれていて、かつては岩山を囲っていたそうです。
残っているのは鏡の一部です。
今ではオレンジ色の壁に見えますが、当時は卵とライムを使って磨き上げていたそうです。
通っていると、なんとなく人影が映っているかな?という気もします。
ミラーウォールの壁がしばらく続き、いよいよ次なる見どころへ向けて急な階段が出てきます。
ここでも高所恐怖症の人は辛いので、下を見ずにひたすら登りましょう。
風も強いので、帽子やタオルが飛ばされないよう注意も必要です。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ④ライオンテラス

王宮への入り口を守るように立っているライオン像です。
広場になっているので、ここで一息つけます。
ライオン像は、かつては頭まで彫像があったと言われていますが、発掘調査でも頭と体のパーツは見つかっていないそうです。
残っている爪の部分だけ見ても、どれほどの大きさだったかが想像できますね。
ライオン像の間の階段を登るといよいよ頂上です。
階段を登る際の注意点として、スズメバチがあげられます。
ライオン像の左側の方の岩壁に、大きなスズメバチの巣があります。見えにくいですが、壁にある黒い点です。

時々猛威を振るって、最悪登れないこともあるそうです。
仏教の教えで、無益な殺生はしないこと、駆除してもまた出来てしまうなどの理由から、大きなスズメバチの巣もそのままにしてあるそうです。
私は今まで、3月・7月・8月と3回登ったことがありますが、登れないくらい危険だったことはありません。
大体登れますが、運が悪いと登れないこともあります。その際は無理せず現地の人に従ってください。
スリランカ:シギリヤロックの行き方 見どころ⑤王宮跡地

岩壁に沿った階段を登ったらいよいよ頂上です。
最後の階段が一番きついですが、絶景のためラストスパートです。
この高さ、高所恐怖症の人は最後の頑張りです。手すりは付いていて、一方通行になっているのですれ違いはありません。焦らずゆっくり登りましょう。
姪っ子は9歳ですが怖がらずに最後まで登ることができました。
5~6歳くらいなら登れるかなと思います。抱っこひもで抱っこできるくらいのお子さんは大人の体力次第で登れますが、2~4歳くらいが一番厳しいと思います。

余裕がある人は途中の景色を楽しむのもいいですね。目線はこんな感じです。けっこう高いですよね。
母親は高所恐怖症なので、ライオンテラスで待ってました。少し勿体ないですが、自信がない人は待っているという選択もありです。
頂上まできたら圧巻の景色です。

今でも当時のまま残されているので、周りは森です。他に建物もないので、見渡しも最高です。
沐浴場や玉座、見張り台の跡などが残っています。雨どいがついていたり、当時の治水・建設技術の高さがうかがえます。
高度な技術を駆使して作られた王宮ですが、繁栄したのはわずか11年でした。
少し歴史を紹介すると、身分の低い母親との間に生まれたカーシャパという人がいました。
彼には正妻との間に生まれた弟がいます。このままでは王位継承権は弟へいくことになります。
そこでカーシャパは、父親を殺して王位を継ぐことにしたのです。
しかし、弟の復讐が怖くシギリヤロックに王宮を建て、都を遷したのです。
けれど、結局弟に攻められ、自害したと言われています。
シギリヤロックはその姿とは裏腹に、悲劇の歴史が隠されているのです。
スリランカ:シギリヤロックへ行く際の持ち物や服装は?

持ち物は身軽で行くことをおすすめします。
全部の階段に手すりが付いていないので、とっさの対応ができるよう両手は空いていた方がいいです。
スリランカは1年通して暑いので、水分は必須です。
その際に注意が必要なのは、シギリヤロックはプラスチック・ビニールの持ち込みが禁止です。
ホテルに置いてある水や、スーパーで買った水にはビニールカバーが付いています。
チケットをチェックする際にビニールカバーは必ず捨てて下さい。現地スタッフも確認します。
スリランカの日差しは強く、現地の人も日傘を使用しています。
けれど、日傘をさしてシギリヤロックを登るのは難しいので、日よけになる帽子・サングラスを持って行くといいです。
また、スポーツタオルのようなものも持って行くといいですね。
服装はラフな格好で構いません。お寺ではないので、肌の露出を気にしなくても大丈夫です。
階段が設置されていますが、足元が滑りやすかったり、階段がないところもあるので、歩きやすい靴を選ぶといいです。
ビーチサンダルのようなスリッパは滑りやすいので避けた方がいいです。
➤スリランカ旅行の持ち物は何を持って行けばいい?便利なリスト付き

スリランカ:シギリヤロックへ行くならここに泊まろう

シギリヤロックへ行く際に、泊まると便利なホテルを紹介します。
その名も「ホテル・シーギリヤ」そのままですね。
このホテルのおすすめは、何といってもシギリヤロックから近いというところです。
シギリヤロックからは車で約10分ほどです。
そしてこの絶景!プールサイドでシギリヤロック見ながらのんびりもいいですね。
リゾート感溢れれるホテルです。早めにホテルチェックインしてホテルを堪能するのもありですね。
2018年放送の人気番組「猿旅~プライベートでごめんなさい~」でも泊まったホテルです。
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このホテルに泊まった時のモデルプランはこちらです。
おすすめの観光プラン
7:30 ホテル出発
8:00 シギリヤロック登頂
10:00 間に合えばホテルで朝食、ホテルにてシャワー
12:00までにホテルチェックアウト
スリランカのホテルはほとんどが12時チェックアウトなので、朝時間を有効活用するのがおすすめです。
シギリヤロック登頂後は汗だくになります。そのまま次の観光へ行くのはちょっと嫌ですよね。
シャワーを浴びてすっきりして観光へ行けるのでおすすめです。
シギリヤロック登頂は大体2時間ほどかかります。
ゆっくり観光するともう少しかかるので、ご自身のプランに合わせて朝食ありにするか、ホテルチェックアウト後にするか決めるといいと思います。
ホテルが気になる方はこちらからチェック↓
スリランカ:シギリヤロックの行き方 まとめ
最初は、シギリヤロックはどんなところなんだろうと思っていたかもしれませんが、少し理解できたかと思います。
- スリランカの真ん中より少し上に位置するところにある
- 空港からは車で4時間以上
- 他の観光と組み合わせる方がいい
- 軽装で歩きやすい服装
- ビニール袋は持ち込めない
シギリヤロックの見どころ
- ウォーターガーデン
- シギリヤレディ
- ミラーウォール
- ライオンテラス
- 王宮跡地
シギリヤロックは見た目ほど難しい登頂ではないので、スリランカ観光の際はぜひ行ってみて下さい。
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